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月の持つイメージの違い⁇

“The Moon″

「月」の持つイメージは、日本人と欧米人で大きく違います。

(The image of the “moon” differs greatly between Japanese and Westerners.)

 

日本では、満月といえば、十五夜やウサギの餅つきなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

(In Japan, most people probably think of the full moon as Jugoya or a rabbit pounding rice cakes.)

平安時代に十五夜のお月見が日本に広まり、貴族たちが月を眺めながらお酒を飲んだり、詩歌を楽しんだりしたそうです。

(The custom of moon viewing on Jugoya spread in Japan during the Heian period (794-1185), when aristocrats drank sake and enjoyed poems while gazing at the moon.)

そして、江戸時代に庶民の間にまで十五夜の風習が広まりました。この頃までには、収穫祭の意味合いが強くなり、現代の十五夜にその伝統が続いています。

(Then, during the Edo period (1603-1867), the custom of Jugoya spread to the common people. By this time, the festival had taken on more significance as a harvest festival, and the tradition has continued into the modern Jugoya.)

このように、古来から日本では「月は愛でるもの」というイメージがあるようです。

(Thus, since ancient times, the Japanese have had an image of the moon as “something to be loved”.)

 

一方で、欧米人にとっては月に対してかなり異なったイメージを持っています。

(On the other hand, Westerners have a rather different image of the moon.)

多くの人は、月から狂気を連想します。

(Many people associate the moon with madness.)

例えば、「狂人、変人、精神異常者」のことを、英語では“lunatics” (ルナティックス)と呼ぶことがあります。

(For example, “mad people, deviants, and abnormal people” are sometimes called “lunatics” in English.)

‘luna’ はラテン語で、「月」を意味します。

(‘Luna’ is Latin for ‘moon’.)

古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスは、満月が人の狂気を誘因すると提唱していたそうです。

(The ancient Roman naturalist Gaius Pliny Secundus proposed that the full moon induces madness in people.)

言葉の起源に限らず、現代の大衆文化の中でも「月と狂気」は一般的なイメージであるといえます。

(Not only in the origin of the word, but “moon and madness” is also a common image in contemporary popular culture.)

例えば、ロック界のレジェンドとして知られるピンク・フロイドの代表作 “Dark Side of the Moon” は、最も偉大なロックアルバムの一つですが、このアルバムでは、月と狂気の強い関係性がテーマの1つとなっています

(For example, one of the greatest rock albums of all time, “Dark Side of the Moon” by Pink Floyd, a well-known rock legend, features the strong relationship between the moon and madness as one of its themes!)

また、人が満月の夜におおかみ人間に変身する物語は、小説や映画などで人気の題材です。

(The story of a person transforming into a werewolf on a night with a full moon is also a popular subject in novels and movies.)

欧米では狂気とよく結び付けられる月ですが、クラシック音楽の世界ではその限りではありません。

(While the moon is often associated with madness in the West, this is not the case in the world of classical music.)

ベートーヴェンの通称「ムーンライトソナタ」や、ドビュッシーの「月の光」では、穏やかな月の光の美しさが表現されており、日本の月に対するイメージと近いものを感じます。

(Beethoven’s commonly known “Moonlight Sonata” and Debussy’s “Moonlight” expresses the beauty of gentle moonlight, which is similar to the Japanese image of the moon.)

 

異なる文化の数だけ、月のイメージや月の物語があるようですね。

(It seems that different cultures have their own images and stories of the moon. )

みなさんは 月といったら何を連想しますか。私は明治時代の文豪、夏目漱石が生んだ告白の言葉「月が綺麗ですね」を思い浮かべます。

(What do you associate with the moon? I think of “The moon beautiful, isn’t it” a confession born of Soseki Natsume, a great writer of the Meiji era.)

 

 

🌊夏はいかがお過ごしですか🍉

梅雨明けしましたが、みなさん夏はいかがお過ごしですか。

外は暑いですがCHEERSはいつでも涼しいので、みなさんいっぱい英会話レッスンを受講しに来てください!

ぜひ私達スタッフにも英語や日本語で夏のご予定をシェアしてください!

CHEERS英会話教室でお待ちしております。

今回のような内容を盛りだくさんに書いた校長Stevenの本は書店やオンラインで販売しております。

オンラインでの購入は下記のページのリンクから各サイトで行えます。

↓↓

https://www.asuka-g.co.jp/book/english/012382.html

 

また、CHEERSでもご購入いただけますので、お買い求めの際は、STAFFにお声がけくださいませ。

 

 

「いただきます」は英語で何て言う?

 日常的では、上手く英語に訳せない日本語が多くあります 💡 

まずは、「いただきます」。食事を始める際の挨拶です。

これを英語に直訳しようとすると“I humbly accept this meal.”となりますが

アメリカでは誰もこのような言葉は使いません 

ただ、信心深い人々は食事の前にお祈りをします。

英語に上手く訳せない日本語のもう一つは「おつかれさま」。

これは相手の労苦をねぎらう言葉で、職場を退社する時などによく使われます。

アメリカの職場では“See you tomorrow.”のような挨拶が一般的ですが、

「おつかれさま」のニュアンスは全く含まれません。

 

そして、色々な場面で本当によく使われる日本語「よろしくお願いします」。

相手に頼み事をする時や初対面の人と挨拶をする時、

またはアナウンスなどの最後の挨拶としても頻繁に耳にします。

 

ここに紹介した3つの日本語は、日本で生活をする上で欠かせない有用な言葉ですが、

残念ながら英語ではうまく表現できない言葉でもありました。

ところで、私の一番好きな日本語は「とりあえず」です。

はじめてこの言葉を聞いた時、なぜだかとても耳に心地よく感じました。

この言葉をローマ字で書いてみたところ、その理由が分かりました。

「とりあえず」には、5つ全ての母音が含まれていました。

 

toriaezu

 

5つの母音が1語に含まれる日本語を私は他に知りません。

「お願いします onegaishimasu」も、ローマ字にすると5つの母音が含まれますが、

最後の u はしっかり発音されないので、4つの母音が含まれる語に聞こえます。

 

 

みなさんは「とりあえず」以外に5つの母音が含まれる日本語をあなたは知っていますか?

 

今回のような内容を盛りだくさんに書いた校長Stevenの本は書店やオンラインで販売しております。

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校長Stevenの発売予定の新刊チラ見せ!

本日は校長Stevenが今年発売予定の新刊の内容を一部こちらで公開しちゃいます。
(アスカ出版、タイトル未定)

どうぞご覧ください。

多くの日本人は、川端康成の長編小説「雪国」(英語タイトル “Snow Country”)を知っているでしょう。特に冒頭の一文“国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。”は、あまりにも有名です。この冒頭は想像力をかきたてます。
まず、トンネルから出てきたのが誰なのかまたは何なのか分かりません。多くの人は列車を思い浮かべるでしょうが、車でも馬に乗った人でもよいわけです。この文には主語がないので、トンネルから何がでてきたのかは読者の想像に委ねられます。
次に、もしトンネルから出てきたのが列車であるならば、主人公はその列車に乗っていて、窓から雪国を眺めている情景が想像できるでしょう。
私は「雪国」の英訳を読んだとき、冒頭の一文に驚きました。“The train came out of the long tunnel into the snow country.”原文とは異なり、あまり詩的に感じられませんでした。原文では、何がトンネルから出てきたのか書かれていませんでしたが、英訳では、出てきたのがはっきり列車だと書かれています。読者に想像する余地はありません。さらに、英訳は冠詞である“The” から始まっており、なんとなく事務的で情緒に欠けた印象を受けました。私の個人的な感想はひとまず置いておいて、この違いは英訳の善し悪しというよりも、2つの言語の根本的な違いが顕著に表れているよい例です。それは、英語は主語を明確にしなければならない言語で、日本語は主語があいまいでも、もしくは省略されても成り立つ言語という点です。翻訳者は「雪国」を英訳する際に、何がトンネルからでてきたのか、主語を明確にしなければならなかったのでしょう。
しかし、私が最も驚いたのは視点の違いです。英訳では、トンネルから出てくる列車を読者が外側、例えば丘の上から眺めているような視点です。
“The train came out of the long tunnel into the snow country.”
原文の視点では、読者は列車の中から雪国を見ています。
“国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。”
なぜ視点を変えてしまったのか、なぜ「国境」という言葉を英訳からは省いてしまったのか、翻訳者と話せるのなら質問してみたいです。

By Steven

いかがでしたでしょうか?
今後もStevenの新刊の内容から一部抜粋したものをお見せしていきます、お楽しみに!